キャンプシェルを選択した理由 メリット・デメリットを解説

キャンピングカーアイデア

こんにちは!
キャンピングカー製作をしている純平と申します。

キャンピングカーというのはハイエースのようなバンタイプをベースに作る人が多いように思います。
そんな中、私はキャンプシェルを選択しました。
そこで今回はキャンプシェルを作ろうと思った理由、メリット・デメリット、どんな人におすすめかを解説していこうと思います。

目次

1.キャンプシェルのメリット

2.キャンプシェルのデメリット

3.キャンプシェルはどんな人におすすめか

キャンプシェルのメリット

車体サイズよりも大きく作ることができる


引用元:https://images.app.goo.gl/nRjsN8gNcjoWbNxGA

車体サイズから全長、幅それぞれ1.1倍以内であれば形を自由に作ることができます。
(軽自動車であれば地上から高さ2.5m以内、普通車であれば地上から3.8m以内)
例としてダイハツのハイゼットをベースに考えてみます。
・車両の寸法
→全長339.5cm、全幅147.5cm、全高178cm、荷台床面高さ65.5m

・キャンプシェルの許容寸法
→全長407.4cm、全幅177.cm、184.5cm(荷台床面高さから)
ただし、車体前と車体後ろのはみ出し量は33.9cm、左幅と右幅のはみ出し量は14.7cmでしかはみ出すことができないので注意してください。

設計自由度が高い


引用元:https://images.app.goo.gl/fDcLHGdkzimLsbmW9

キャンプシェルは積載物であるため、自動車の道路交通法が適用されません。
上記ルールを守れば自分好みのキャンプシェルを作り上げることができます。
アイデア次第で可能性は無限大です!

シェルを下ろしてトラックとして使える


引用元:https://images.app.goo.gl/RRAgG4FCCiRgxwXs7

キャンプシェルは荷台から取り外すことができるので、使わないときはトラックとして使用できます。
なので、週末にトラックにキャンプシェルを積んで普段使いの時はキャンプシェルを下ろして普通のトラックとして使うことができます。
日常の不便さを補えるというところが使い勝手のいいところと言えますね!

車に加工する必要ない

バンタイプのキャンピングカーと違って、車体自体を加工したり構造変更したりする必要がありません。
キャンプシェルは荷物扱いでありシェルを乗せて固定しているだけなので、溶接などの加工が必要ないのは安心だと思います。

外装、内装を自分好みにカスタマイズできる


引用元:https://images.app.goo.gl/yuj4psvAnk7tkxwV7

決められたサイズであれば外観のデザイン、使う材料であったり、形は自由です。
お家のような三角屋根を作る、大きく開く扉を作るなどなど…
内装に関してもレイアウトは自分好みの配置にでき、使う人によって好きなように内装部品のサイズを決めることができます。
自分の体に合ったベッドのサイズにする、シェルの中で立ち上がれる高さにするなど、自分にとっての最適な寸法を実現することができます。

断熱性が高い


引用元:https://images.app.goo.gl/gRXKhR7xmZSpazk48

キャンプシェルは床、壁、天井全てに断熱材を入れることができるので断熱性能を高くすることができます。
また、キャンプシェルのフレームに木材を用いることでさらに断熱性能を上げることができます。
木材はアルミや鉄の金属と比較すると熱伝導率が小さいため、断熱性能をあげたいという人は木材のフレームを選ぶのもいいかもしれませんね。

キャンプシェルのデメリット

運転席との行き来ができない


引用元:https://images.app.goo.gl/cS4eWrBskVHEZd3s6

バンタイプであれば運転席と後ろの空間が一体のため行き来することができますが、キャンプシェルの場合はそれができません。
なので、運転席や助手席に荷物を忘れて取りに行かなきゃ!と思っても、一度靴を履いて外に出てから取りにいく必要があるのでちょっと面倒です。
また、雨が降っていたり寒かったりすると外に出るのも気分が乗らないのもデメリットですね。

最大積載量を超えてはいけない

軽自動車であれば最大積載量が「350kg」であるため、作る段階で軽量化を意識しないと重量オーバーとなってしまい、公道を走れなくなる恐れがあります。
また、キャンプシェル自体は350kg以下で作ったとしても、シェルの中に載せる荷物と合わせて350kgを超えてはいけないので注意が必要です。
ただ、普通車であれば350kgの制限ではなくてそれぞれのトラックで決められている最大積載量になるのでそこまで重量を気にする必要はないのかもしれません。

入り口が高い

キャンプシェルは入り口が荷台の高さ+床の高さになるため、乗り降りが少し大変になります。
ダイハツのハイゼットトラックを例に出すと、荷台高さは65.5cm、床面の厚みを6cmとすると、71.5cmnの高さを登らなければいけません。
登るだけでも少し大変になってくるので、一段ステップを設ければ乗り降りは楽にできるかもしれません。

メンテナンスがしづらい


引用元:https://images.app.goo.gl/Yh4aXqSDrTkyuRvbA

例えばエンジンオイルを交換する場合、カーショップではシェルを積んだままの状態では断られることがあるようです。(車をジャッキアップするときに安全上の都合とのこと。)
洗車をするにしてもキャンプシェルが高いと洗車機に入らなかったりするので手洗いでの洗車が必要になります。

車検の時にシェルを下ろす必要がある

荷物を載せて車検を通すことはできません。
なので車検の際はシェルを下ろす必要があります。
下ろす必要があるので、設計する時にあらかじめ下ろせるような設計をしておく必要があります。
最も採用されているパターンであれば、シェルの下に単管パイプを通せるような穴を設けておき、単管パイプをジャッキなどでリフトアップするで持ち上げた後、トラックを前に出すことで空荷の状態を作り出すことができます。

キャンプシェルはどんな人におすすめか

キャンプシェルを用いたキャンピングカーを採用すべき人は下記に当てはまる人かなと思います。

  • 室内空間を広くしたい人
  • トラックを普段使いで使う人
  • 気温に左右されず快適に過ごしたい人
  • 維持費を安く抑えたい人

最後に

今回はキャンプシェルのメリット・デメリット、どんな人におすすめかをご紹介しました。
キャンピングカーの種類は他にも「バンタイプ」「バンコンタイプ」「トレーラーハウス」など種類もいくつかあります。
自分に合ったキャンピングカーを見つけてみてください。
また、現在youtubeでもキャンピングカー製作の様子を発信していますので、下記の動画を見てみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました