こんにちは!
自作キャンピングカーを製作している純平と申します。
自作キャンピングカーを製作する上で木造で製作していくか、金属で製作していくか悩むと思います。
私は現在キャンピングカーを製作していますが木材で作ることにしました。
そこで今回は木造キャンピングカーのメリット・デメリットを解説してきます。
目次
木造キャンピングカーってなに?
木造キャンピングカーとはその名の通り、キャンピングカーの主材料で「木材」を使って作るキャンピングカーのことです。
木材を主材料で使うので木の良い香りがしたり、内装に木を使えば暖かい空間を作り出すことができます。
木造キャンピングカーのメリット4選
- 加工がしやすい
- 材料が入手しやすい
- 木材自体の断熱性能が高い
- カスタマイズ性がある
加工がしやすい
引用元:https://images.app.goo.gl/cZ1dpzJaxQ7W4R7Y9
材料が木であることから、身近な道具で加工することができます。
ノコギリで木材をカットしたり、木工用ボンドでくっつけたり、ドライバーでビスをネジ止めしたり誰でも簡単に加工することができます。
加工する際の道具もホームセンターになんでも揃っているのでハードルはだいぶ低いと思います。
材料が入手しやすい
材料に関してもホームセンターに行けばいろいろな種類の木材が売られており、どれを選べばいいか悩むくらいたくさん種類があります。
代表的な木材の種類で言うとマツ、スギ、ヒノキなどがあり、ホームセンターでよく見かけます。
材料が入手しやすいので木を短く切り過ぎてしまった時や、木が割れてしまったときなど簡単に材料が手に入るのですぐにリカバリーができます。
木材自体の断熱性能が高い
引用元:https://images.app.goo.gl/E4NQTeRm6mFw64556
木材は、金属やコンクリートと比較すると、熱伝導率が低いため、断熱性が高いです。
また、木は空気をたくさん含んでいるため外の空気の影響を受けづらく、冬は暖かく夏は涼しい室温が保たれます。
それに加え、肌に触れた際の木材の温かみは他の材料にはありません。
キャンピングカーの中で快適に過ごすためには断熱性は重要な要素なので選ぶメリットはありそうですね。
カスタマイズ性がある
机、キッチン、棚などの収納などの内装部品の製作は木材を自分好みにカスタマイズできます。
また、据え置きの机やキッチンを壁や床に固定する際も、木材同士をビスや木工用ボンドでに固定できるため、取り付けも金属に比べると簡単に行えます。
木造キャンピングカーのデメリット4選
- 重量が重くなる
- メンテナンスの頻度が高い
- 材料費が高い
- 火災のリスクがある
重量が重くなる
引用元:https://images.app.goo.gl/3x3PENfms2VRjcVj7
金属と木材を比べると同じサイズ、同じ長さでは木材の方が強度が低いです。
補強のために木材を入れたり、強度を出すために木材を多く使用する必要があるため、金属に比べて重くなりやすいです。
軽キャンピングカーでは「最大積載量が350kg」という制限があるため、軽量化を意識して製作する必要があります。設計段階で使う材料を計算してどのくらいの重量になるかを把握しておかないと350kgを簡単に超えてしまうので注意が必要です。
メンテナンス頻度が高い
木材は定期的なメンテナンスが必要です。
特に湿気や水分にさらされる場合、腐食や劣化のリスクがあります。
木造キャンピングカーの外装に木材を使用する際は1年に1回程度の塗装を行い、防水性能を保つことが必要となります。
材料費が高い
引用元:https://images.app.goo.gl/1DF5VX5hnSuBZ3hm6
木造キャンピングカーの材料コストは金属製に比べて高くなります。
また、シェル自体の強度を確保するため、金属に比べて多くの材料を使う必要があることに加え、木材自体の値段も金属に比べて高い場合があります。
軽キャンピングカーを木造で作る場合は金属材よりも数万円高くなる可能性があるでしょう。
火災のリスクがある
木造なので車内で火を取り扱うときには十分注意して使う必要があります。
対策として火を使う場所では壁に耐火ボードを貼ったり、コンロの周りをシールドで覆うなどして引火するリスクをできるだけ下げましょう。
私のキャンピングカーで使っている木材
私が製作するキャンピングカーでは下記の木材を使用します。
- アカマツ(赤松)
- ホワイトウッド
- 外壁:ベニヤ(ラワン合板)
- 内壁:OSB合板
アカマツ(赤松)
引用元:https://images.app.goo.gl/tA8AQWxLe7UFsWwn6
アカマツは松の一種であり日本で広く分布しています。
どこのホームセンターでも購入することができ、木材の中では比較的安く購入することができます。
私は断面が30×40mmのアカマツをフレームの材料として採用しました。
また、木材の中では軽い方なので軽量化もできています。
ホワイトウッド
引用元:https://images.app.goo.gl/c93eBfuoZu5Vkdsk6
ホワイトウッドは北アメリカやヨーロッパなど寒い地域で分布している木材になります。
アカマツと同様にどこのホームセンターでも購入でき、値段ではアカマツよりも安価に購入できます。
また、私はアカマツと同様30×40mm材をフレームの材料として採用しています。
2種類採用している理由としては、ホワイトウッドは1820mm以上のものがホームセンターでは売っていなかったため、それより長い木材はアカマツを使用するという使い分けをしていました。
ホワイトウッドはシロアリに弱いという弱点がありますが、車の上に作るというのでシロアリの対策が必要ないのは安心ですね。
外壁:ベニヤ板(ラワン合板)
引用元:https://images.app.goo.gl/YqvPEaRjnvfjiRwX9
外壁にはベニヤ板(ラワン合板)を使用します。
外壁に使用するので耐水性に優れた合板を使用する必要があります。
私が採用するものはT1(タイプ1)を採用し、耐水性の高い接着剤を使用しているものになります。
厚みは5.5mmのものを使い、壁の強度も意識した厚みの選定しています。
内壁:OSB合板
引用元:https://images.app.goo.gl/6GirLypWztKiQ8nM7
内壁にはOSB合板を使用します。
「OSB」は、「Oriented Strand Board(オリエンテッド・ストランド・ボード)」の略です。
Oriented(オリエンテッド)…配向性(はいこうせい)
Strand(ストランド)…細長い削片(さくへん)
Board(ボード)…板
OSB合板は木片を圧縮して作られており、ワイルドな見た目が特徴です。
OSB合板は強度、剛性が高く断熱性や気密性も兼ね備えた素晴らしい合板となっています。
なおかつ安価で購入できるため、私的には完璧な合板と言えると思います!
私はOSB合板の見た目が好きなのでそのままインテリアデザインとして使用を考えています。
youtubeでも動画を配信中!
いかがだったでしょうか?
今回は木造キャンピングカーのメリット・デメリットや私がキャンピングカーを作る上で使用している木材を解説していきました。
現在youtubeでもキャンピングカー製作の様子を発信していますので、下記の動画を見てみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!